浪江マーケティング合同会社が実施主体となり、2025年5月24日・25日に、国の重要無形民俗文化財「相馬野馬追」と福島・浜通りの食文化を組み合わせた1泊2日のツアーを実施した。特別仕様の升席での本祭観覧、地元住民による解説、SAMURAI GARLICの収穫体験、Restaurant HAGIでの夕食を一つの物語として構成し、祭礼の背景まで体感できる旅を形にした。

千年を超える祭礼を、旅の目的に
相馬野馬追は、福島県相双地域で3日間にわたって行われる祭礼で、国の重要無形民俗文化財に指定されている。甲冑姿の騎馬武者が市中を進む「お行列」、人馬一体となって駆ける「甲冑競馬」、空から舞い降りる御神旗を奪い合う「神旗争奪戦」など、千年以上受け継がれてきた馬事文化を今に伝えている。
本ツアーは初日の「馬場潔の式」と宵乗り競馬から始まり、2日目はお行列、甲冑競馬、神旗争奪戦へ。相馬野馬追の始まりから本祭の熱気までを、二日間の流れで体感できる行程とした。

特別仕様の升席で、本祭を深く味わう
2日目の本祭は、ツアー参加者限定の特別仕様の升席で観覧した。地元住民による解説を聞きながら、先祖伝来の旗指物を掲げた騎馬武者のお行列、土ぼこりを上げて疾走する甲冑競馬、空から舞い降りる御神旗を奪い合う神旗争奪戦を間近で体験した。
祭礼を遠くから眺めるだけでなく、地域の人の言葉とともに歴史や見どころを知ることで、相馬野馬追が現在も地域の暮らしの中で受け継がれている文化であることを伝えた。

野馬追を支える、地域の営みに触れる
旅のもう一つの軸に据えたのが、相馬野馬追とともに地域で受け継がれてきた食と農の営みである。初日は浪江町のLAND BUILD FARMを訪ね、「SAMURAI GARLIC」の畑で収穫を体験。生産者から栽培の過程や取り組みについて話を聞いた。
さらに、翌日の相馬野馬追に出陣する馬と騎馬武者にも触れた。畑、馬、祭礼を一つの流れで訪ねることで、農業と相馬野馬追が地域の日常の中でつながっていることを立体的に伝えた。

土地の物語を、一皿と弁当に仕立てる
夕食はRestaurant HAGIで、SAMURAI GARLICをはじめとする浜通りの食材を生かしたコース料理を提供。生産者の仕事を知ったあとに、その食材が料理へ変わる過程を味わう時間となった。
翌日の升席では、浪江町の「ジョアナミ」が、相馬野馬追とゆかりのあるカツオとSAMURAI GARLICを使って仕立てた「相馬野馬追 必勝弁当」を提供した。祭礼の背景を知り、生産の現場を訪ね、料理として味わうことで、相馬野馬追を「見る祭り」から「地域の暮らしに根ざした文化」へとつないだ。
ツアーには14名が参加し、参加者アンケートでは「とても満足」「満足」の合計が100%となった。参加者や台湾向けの告知を含むデジタルプロモーションは225,806回のリーチを記録。歴史ある祭礼と地域の食を一つの旅として編集することで、浜通りを訪れる新しい理由をつくる実績となった。
これまでの成果
- 開催日
- 2025年5月24日〜25日
- ツアー参加者
- 14名(国内12名・台湾2名)
- 参加者満足度
- 100%(14回答)
- デジタルリーチ
- 225,806回
